そろそろ洗たく機を買い換えたいな。
どう選べばいいのかな。
まずはこの迷いを解消しよう。
洗濯機をどう選ぶか
今回の買い物の目的は、できるだけ「洗濯物を干す→取り込む」の手間を減らすこと。
それには、満足のいく乾燥が必要だわ。
それなら、縦型ではなくドラム式ね。
いくつか確認してみよう。
- 👕乾燥まで完結させて、時短したい? → したい
- 👕手持ちの洋服は乾燥可能なものばかり? → ほとんどOK
- 👕ドラムは皮脂汚れ、縦型は泥汚れが得意 → 泥汚れより皮脂汚れを重視したい
- 👕ドラム式の場合は扉が開くスペースが必要 →ある
これならドラム式のメリットを享受できそうね。
それから、ドラム式の中で「ヒート式」と「ヒートポンプ式」から選ぶのね。
「ヒート式」と「ヒートポンプ式」どっちにしよう
「ヒート式」は100℃近いヒーターの温風を直接洗濯物に当てて乾かす方式なのね。
できるだけ低温にしている機種もあるけれど洗濯物が熱くなったり、素材によっては
縮んだりすることがあるのね。
「ヒートポンプ式」は除湿しながら乾かす方式で、温風もおおよそ65℃だから、衣類に
やさしいのね。
それなら「ヒートポンプ式」にしたいのだけれど、ひとり暮らしでドラム式を買う場合、
「ヒートポンプ式」を選ぶと贅沢な買い物になるのね。
「ヒートポンプ式」はどのメーカーも必然的に11kg以上のサイズだから、20万円以上。
1人暮らしでドラム式の場合、サイズで選ぶなら10kgで十分なので10 万円台。
でも、10kg以下は「ヒート式」になってしまい自分の望む洗濯乾燥にならない・・・。
それなら、頑張って予算を確保して、ヒートポンプを買うしかないわね。
じゃあ、次に考えるのは条件。
- 乾きが良い
- 汚れ落ちが良い
- メンテナンスが楽
- 修理のハードルが低い
- 汚れ落ちが良い
次はメーカーごとに調べてみよう。
主要な4つのメーカーを調べる ※2025年9月調べ
今回調べるのは、パナソニック・東芝・日立・シャープの4メーカーについて。
参考にしたもの
■各社の公式な製品情報
■Youtubeやブログ 洗たく機洗浄業者のお話、ユーザーの感想など
乾燥機能について
まずは、ドラム式を選んだ1番の目的「乾燥」について。
種類は「ヒートポンプ式」と「ヒーター式」
そして両方を組み合わせた「ハイブリッド式」があるのね。
乾燥と省エネの面で優れているのは「ヒートポンプ式」と「ハイブリッド式」。
それじゃ、この2つをみてみよう。
👕パナソニック
「ヒートポンプ式」はLXシリーズ(洗濯11kg以上のモデル)
現行4機種+新型4機種(2025年10月1日発売予定)
・除湿機で乾かす様に衣類を傷めず乾燥
・大風量の風で乾かして洗濯物のシワ縮み傷みを抑える「はやふわ乾燥」
・乾きについては4社の中で評判が良いコメントが多かった
・軽い汚れの化繊衣類なら洗濯から乾燥まで60分
温風65℃ 運転音46db
👕東芝
「ヒートポンプ式」はTW127Xのつく型番(洗濯12kg以上のモデル)
現行3機種+新型3機種(2025年10月発売予定)
・除湿しながらやさしく乾燥
・大風量で乾かし繊維をふっくらに仕上げる「ふんわリッチ乾燥」
・乾きすぎによるシワを防ぐ「うるおい上質仕上げコース」あり(上位機種)
・乾燥時の音が表示のdb数値より大きく感じるとのコメントあり
・化繊コースなら洗濯から乾燥まで45分
温風65℃ 運転音48db
👕日立
「ヒートポンプ式」BD-STXとBD-SX(洗濯13kg以上のモデル)
2機種(2025年9月中旬発売予定)
・高速風と大風量でシワを伸ばして乾かす「らくはや風アイロン」
・1kg程度の洗濯ならアイロンなしでそのまま着られる
・シワ伸ばしの「スチームアイロンコース」もある(ハイエンド機種)
温風65℃ 運転音49db
👕シャープ
「ヒートポンプ式」 ES-P/V/G (洗濯11kg以上のモデル)2機種+新型1機種
「ハイブリッド方式」ES-X/C 1機種+新型1機種
・ヒートポンプ式に加えサポートヒーターでやわらかなあたたかさをプラスして
カラッと仕上げるハイブリッド乾燥NEXT方式
・AI制御でムラを抑えてしっかり乾燥
・3kgのお急ぎコースなら洗濯から乾燥まで80分
・無排気乾燥なので部屋の中が蒸し暑くなりにくい
・シワおさえコース温風50℃
運転音41db
汚れ落ちについて
洗い方にはどんな特徴があるのかな。
👕パナソニック 濃密泡を作り出す【スゴ落ち泡洗浄】
・濃密泡で繊維の奥の汚れを浮かせて高浸透バブルシャワーで洗い流す
・水温が低い日の15℃洗濯モード(通常+20分)
・花王と共同開発した「極ラク汚れはがし剤」で蓄積汚れもスッキリ
👕東芝 マイクロ&ナノサイズの泡で洗浄【抗菌ウルトラファインバブル洗浄】
・ウルトラファインバブルで繊維の奥から皮脂汚れを落としマイクロバブルが
落とした汚れの再吸着を防ぎ、Ag抗菌ビーズで抗菌
・高濃縮ワイドシャワーと大流量ダブルシャワーで高い洗浄力を発揮
・15℃の洗濯モードあり
👕日立 高濃度&大流動の【ナイアガラ洗浄】
・少ない水で溶かした高濃度の洗剤で汚れを浮かせて強力な水の力で洗い流す
・ナイアガラ循環2段シャワーと水道水シャワーの2つの力で繊維の奥の洗剤も
きれいにすすぐ
・15℃あたため機能あり
・P&Gと共同開発したアリエールMiRAiの効果を引き出すコース設定
👕シャープ 【マイクロ高圧洗浄】
・衣類に高速噴射する微細な水滴で繊維の奥の汚れを弾き飛ばす
・扉ガラスにこすり洗いの機能を施している(ひまわりガラス)
・高圧シャワーすすぎで洗剤残りを抑える
・レノアハピネスと共同開発で柔軟剤の効果を高めるコースを設定
メンテナンスについて
長く使いたいから、万一の故障対応や日々のメンテナンスがしやすいものがいいな。
👕パナソニック
・自動→熱交換器洗浄、槽乾燥(上位機種)
・使用都度→洗濯機上部の乾燥フィルター
・週1回→糸くずフィルター
・月1回→槽洗浄
👕東芝
・自動→洗濯槽、ドアパッキン、熱交換器の洗浄、乾燥ダクトのお手入れ
・使用都度→乾燥フィルター、糸くずフィルター
・週1回→槽乾燥
・槽洗浄のお手入れタイミングは液晶パネルに表示
👕日立 らくメンテ
・自動→洗濯槽、乾燥経路、ドアパッキンのお掃除
・1ヶ月に1回→大容量糸くずフィルター、洗濯槽
・2〜3ヶ月に1回→洗剤自動投入部
乾燥フィルターをなくして糸くずを1ヶ所に集約しているので楽。
👕シャープ
・週1回→乾燥フィルター(自動お掃除機能付きの場合)、糸くずフィルター
・2〜3週間に1回→ドアパッキン
・月1回→槽洗浄
・6ヶ月ごと→自動投入タンク
修理のハードルについて
👕パナソニック 修理申込時に申請した希望日時で可能な場合には、とくに連絡なし
希望日時が不可の場合には、日程調整のために連絡が入る
👕東芝 修理訪問日当日に訪問時間の連絡がある
👕日立 訪問日を決めず申請した場合は、日程調整のために連絡が入る
👕シャープ 修理訪問日の朝10時までに訪問時間の連絡がある
どう選んだか
結論は最初に言ったとおり、パナソニックに決めたわ。
その理由は
■乾燥
まず、乾燥の特徴はどのメーカーもふんわりやふっくら、シワ抑制を掲げていて
同じくらい期待ができる。
マンションで乾燥時の運転音が41dbのシャープは魅力だけれど、
80分コースの設定があるのはハイブリッド方式のみ。
いざという時に少量の短縮コースは確保したいけれど、除湿タイプの方が好み。
運転音46dbのパナソニックに乾燥で1点。
■洗浄
次に洗浄の特徴は、洗剤を効率的に利用するタイプと水の使い方に着目したタイプ
に分かれるのね。
泡で汚れを落とすパナソニックも魅力だけれど、すすぎに力を入れている
日立に洗浄で1点。
■メンテナンス
メンテナンスは日立が言う事なしの1点。
ただ、あまり自動が多いと故障しやすいという心配はちょっとあり。
東芝は構造上ドレンポンプの不具合が発生する率が高いとのこと。
■修理のスケジュール
修理のハードル、これはもう予定が立てやすいパナソニックに1点。
当日まで予定が立たないのは、私としてはストレス。
■長く使うために
それから、もうひとつパナソニックに1点。
設置後3年以内の新品を対象とした「ヒートポンプユニットクリーニング・
安心サービスパック」が用意されているので、長く使用するための対策ができる。
ドラム式はなんといっても高い。長く使うためにもセルフメンテナンスを
することが大前提になってくる。
その上で、プロによるこのサービスパックがあるのは、大事に使おうという
気にさせてくれるし心強い。
ここまでの検討で、パナソニックに決定。
新型の127Eには「ダウンジャケットコース」があるのが魅力的。
これが家で洗えたらなあという願望はあるけれど、けれど、、10万円近く違っちゃう。
パナソニック (2025年8時点)
現行モデル NA-LX127D オンライン価格 258,390円(税込)
10月発売予定 NA-LX127E オンライン価格 348,480円(税込)
新機種を無理して買うのは予算オーバーだわ。私は現行モデルで満足できそう。
メンテナンスしながら大事に使おう。
※この記事の情報は2025年9月時点のものです
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